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自分で押し倒して抱いておきながら、矛盾してるのなんかわかってる
でも、――知りたかった
もしかしたら――弓槻は。
そんな風に、都合よく――
「ずっとこうだけど」
――ああ、いい。
もう。
真っ直ぐな凛としたその瞳に吸い込まれるように、俺は重力に身を委ねた
唇が重なりあう
もう、何度目かわからないその交わりは――今までで一番深い部分で混ざりあう
身体の、ずっと奥の――もっともっと深い
感覚でしか捉えられない、不確かな何かを
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