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泡沫 #2
ただ、愛に飢えていた
正確に言えば、愛情というものの受け取りかたを間違えてここまで来てしまったから、
人を愛するだとかそういった感情にも疎かった
単純に情愛はある
友達だと言える仲間は普通にいたつもりだったし、親父のように暴力で何かを解決しようとしたこともない
殴られた痛みは、親父が死んだその時に全て想い出となった残像だけになり、思い返しても特に心に傷を残した訳でもない
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