泡沫 #6

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茉麻と暮らしはじめて、茉麻を日々知っていく 最初からわかりあうなんて無理な話で、1日、1日。お互いに色んな問題には直面する 好きから始まってない でも、好きだという気持ちが重なった先に、また違う大切なものが生まれていく そうするうちに感じた、俺と茉麻と七瀬の類似点。 ――いや、根本的な芯の部分は違うけど 俺達の対人関係の距離感と不器用さにはどこか、共通点があるような気がしてならない 「三郷は、全然タイプ違うよね」 「アイツ太陽より暑苦しいからなー」 二人で顔を見合わせて笑い飛ばす
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