泡沫 #6
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「で、再検査ってどうだったの?」 さっき、咄嗟に誤魔化してしまったその質問に 「なんともなかった」 ――今度は嘘をついた 「えー」 「そんなことより、暗くなる前に出かける? 待ってたんだろ?」 「そんなことじゃないよ、もう。心配したんだから 何もないならいいけど、本当に何もないの?」 茉麻がどういうつもりでそう言ったのかはわからない 「ないよ、何も」
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