泡沫 #7
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俺の横を通り過ぎる瞬間 視点の定まらない瞳で、ふらふらと茉麻は通り過ぎて出ていった あっけない 残された部屋には茉麻のものが全部残されたままで 本当にあいつは、別れ方も知らないんだな、と 俺はその場に膝をついて泣いた ごめん、茉麻 こんな形でしか、別れを言えなくて
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