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その後悔は時間がたてばたつほど大きなものになって、病気のことなんて忘れてしまうほどだった
しばらく茉麻がいなかった部屋は、別れを決めた今ではまるで違う景色で
こんなにも色褪せて粗末なものだったのかと愕然とした
茉麻のいない世界には、色がない
茉麻がいなくなったいま、もう、何をどうしたらいいのかさえわからなくて
俺ははじめて、仕事で仮病を使った――と、言ったって
本当に病気だから滑稽だ
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