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「いいんだよ、昔から俺なんかいてもいなくても、どうでもいいポジションだし」
俺が開き直ってそう言うと、佑は洗っていたグラスをおもいっきりシンクに叩きつけた
「お前いい加減にしろよ、俺に失礼だろ」
「キレんなよ」
「俺はそんな風に一度だって思ってない」
こうやって弱音を吐いて――佑に甘えてるのはわかっていた
それをどう返せばいいのか、佑なりに考えていてくれてることも、わかっていた
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