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風呂場の熱で流石にぐったりとなった弓槻を担ぎ上げ、バスタオルでくるんで外に出る
酸欠に近い身体に、外の湿度のない乾いた空気が心地よく肌を冷ます
ベッドに行く途中に冷蔵庫からミネラルウォーターを片手で取り出すと、寝室についてベッドにおろした弓槻にそれを手渡した
｢――暑い｣
そう言って、真っ赤な顔と肌を艶々とさせ、濡れた肌にまた唇からこぼれた水が流れる
｢七瀬は？｣
そう言って手渡されたペットボトルに口をつけると
｢そのまま、――ちょうだい｣
まだ、弓槻は
俺を――誘い込む
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