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そのままベッドに腕をついて、ギシリとマットが軋んで音をたてる
重ねた唇からはミネラルウォーターがこぼれて
そんなものは構わずに弓槻ごとベッドに沈む
「なな、せ」
弓槻の名前を、俺は呼ばない
それをしてしまったら――もう、この関係が終わってしまうような気がしてしまって
俺の本心を守る壁は、そんなに分厚くはない
――茉麻
愛しい、ヒト
その名前を口にしてしまったらもう
俺は、自分をこれ以上抑えきる自信がない
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