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ものの数秒で、洋服装着。
着替え終わった弓槻がこっちを振り向いた瞬間。
待っていたかのように、チャリンと鍵の音をさせると
ポンと弓槻に投げた
「なにこれ」
「持ってろ」
「なんで?」
「入るのに必要だろ」
怪訝な顔
いつもの、弓槻が俺に向ける眉間のシワ
なんでこんなもの?、って顔に書いてある
合鍵をいまここで無理矢理渡さねーと
他の男の所へ行かれちゃ困る、なんて――言える訳がない
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