抑制 #2

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ものの数秒で、洋服装着。 着替え終わった弓槻がこっちを振り向いた瞬間。 待っていたかのように、チャリンと鍵の音をさせると ポンと弓槻に投げた 「なにこれ」 「持ってろ」 「なんで?」 「入るのに必要だろ」 怪訝な顔 いつもの、弓槻が俺に向ける眉間のシワ なんでこんなもの?、って顔に書いてある 合鍵をいまここで無理矢理渡さねーと 他の男の所へ行かれちゃ困る、なんて――言える訳がない
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