喪失 #2

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喪失 #2

「は?」 「冗談だろ、ナニその顔」 キョドってる弓槻の顔が可笑しくて。 もう、部屋に引きずりこんで、ずっと閉じ込めておきたいくらいで。 翻弄されて、俺に。 俺ももう、なりふり構わずに――このまま 「わかってるよ、ってゆうかなんでいんの?仲里専務の娘のお相手だったんじゃないの?」 「あー、送ってったよ、ちゃんと」 あれ、そんなことどこから聞いてきたんだ?
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