1482人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
うちの台所に立つ弓槻の姿が、結構新鮮で。
「うどんでいい、こないだの」
「や、やめてよ!!うどんしか作れない女みたいじゃんか!
しかも冷凍食品だしっ」
「えー、あれ旨かったけど」
弓槻が作るものなら、なんだって食いたい
「もー、他には?」
「え?」
「おうどん以外、何かないの?食べたいもの」
弓槻の口ぶりになんの期待もしてなかったから、それは不意打ちだった
「……」
ヤバイ。
超ウレシイんだけど。
「茉麻が作ったもんなら、なんでも」
「茉麻って言うな」
調子に乗って名前で呼んでも、言葉とは違って弓槻が嫌そうじゃなかったから
さらに、気分は上昇。
最初のコメントを投稿しよう!