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「……わかったわよ」
確か最初は外食で、と思ってたはずなのに気がつけば色々と注文をつけてしまい、なぜかまんまとその要望が通っていることに満足な俺
ちょうど見えたスーパーに車を入れて、車を降りる
店に入れば、最初は不服そうな顔をしていた弓槻も眉間にシワをよせて材料を吟味している
「料理出来んの?」
「失礼ねー、妙に手の込んだもの意外なら普通に出来るわよ」
「へえー」
「文句あんなら作んないわよ」
「文句なんて言ってねーじゃん」
ムキになって、コロコロ表情を変えるその姿を見ていると、本当に飽きない
「じゃあ今度は妙に手の込んだ料理作って」
「……!!」
俺の言葉に、さらに眉間にシワを作ったその顔が本当に可愛くて
「ウソウソ。無理ならいいよ、冷凍うどんで」
「だから、冷凍うどんはあの時あれしかなかったかーらー!」
二人で買い物して、じゃれあって
――自然に
弓槻が、隣にいたから
それが
ずっと続くと――錯覚した
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