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格好悪いとか、そういう面子的なものはもう頭になくて、俺をほったらかした弓槻にムカっときて服を脱いでバスルームに入る
入ったものの、唖然とした顔の弓槻を見てやっと我にかえったところで、開き直るしかもう道がない
無言で弓槻からシャワーを奪う
「ほら、そういうの」
弓槻がムスっとしてそう言ったけど、いまさら恥ずかしくて弓槻のほうが見れなくて背中を向ける
そんな事よりも、ずっと我慢していたせいか、恐ろしいほど元気な自分をガン見する。
――欲求不満かよ、俺
愕然としていた俺の身体を不意打ちで弓槻がつっついてきた
「七瀬ってば
――ね、ずっとそっち向いてる気?」
「――」
振り返ったら、負けな気がする
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