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――弓槻を縛りつける方法が……こんな行為しかないことに失望する
……だけど
「もっと」
光悦した表情の弓槻を見下ろして、俺の男としての本能はかきたてられる
身体だけに狂って、他の事なんか見えない女
俺の本性なんでどうだっていいと言っているような瞳は、俺から与えられる快楽だけを欲している
――だったら。
そう思うくせに、今にも弓槻に呑み込まれそうになって、気が焦る
「今日なんな――わけ?」
腰のくびれに指をくい込ませて、弓槻の身体を引きはなそうと腰を引いた
「や、抜かないで」
腰をくねらせて、強くつかんではなさないそのナカで、思わず果ててしまいそうになった
「――無理」
弓槻が俺じゃなきゃダメになる前に
とっくに俺が、弓槻の身体に溺れていた
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