喪失 #4

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――弓槻を縛りつける方法が……こんな行為しかないことに失望する ……だけど 「もっと」 光悦した表情の弓槻を見下ろして、俺の男としての本能はかきたてられる 身体だけに狂って、他の事なんか見えない女 俺の本性なんでどうだっていいと言っているような瞳は、俺から与えられる快楽だけを欲している ――だったら。 そう思うくせに、今にも弓槻に呑み込まれそうになって、気が焦る 「今日なんな――わけ?」 腰のくびれに指をくい込ませて、弓槻の身体を引きはなそうと腰を引いた 「や、抜かないで」 腰をくねらせて、強くつかんではなさないそのナカで、思わず果ててしまいそうになった 「――無理」 弓槻が俺じゃなきゃダメになる前に とっくに俺が、弓槻の身体に溺れていた
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