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「――ちがう」
「手伝って」
何か言ってる弓槻を無視して、ふわりと弓槻の身体を持ち上げる
「なんか飲む?」
喉が、カラカラ。
結局あのまま眠ったせいで、水分が全部飛んだように渇いていた
「のむ」
離れたくはないから、そのまんま弓槻を抱き抱えて、キッチンまで向かう
「ちょ!わ!」
「だって、お前。へにょへにょだろ」
すっかり骨抜き状態の身体は、面白いほど力が入っていなくて
――そうしたのが自分だと思うと可笑しくて仕方ない
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