道標

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でも、そんなただ「見てるだけ」では満足できなくなって、ブランケットの中に手を忍ばせると、すぐに見つかった弓槻の指先に自分の指を絡める 「……」 我ながら、幼稚だな。と考えながらも、たいそう満足した俺は、握りしめた指先にぎゅっと力を込めてから 起きたらいいのに。 そう、念を送る。(さすがに起こそうとまではしない)
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