道標

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でも、どうみても熟睡中の弓槻の瞳は開くことはなく 俺は諦めてモニターに目を向けた 「……最近、出野さんの様子がおかしいんだよな」 「えー?部長の?」 「そう」 「様子なんて前からおかしいでしょー」 「お前、笑わせんなよ」 「笑わせようとはしてないよ」 「嘘つけ。存在事態お笑いだろお前」 「……そんな風に思ってたの……」 「どんな風に思われてるって思ってたんだよ」 「……か、可愛い。とか……?」 「図々しいな」 「……」 ホント、酷い。
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