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「こうゆうの、いいな」
ボソッ、と。心の声を思わず漏らしてしまった
弓槻と一緒に、当たり前の日常を暮らせたら
それだけで、いいのに
弓槻は俺の呟きは聞こえなかったのか、食器を手にして立ち上がる
「洗っておくから、お風呂入ってくれば」
「ちょっと待って」
そう言って弓槻の腕を掴むと、ゆっくり食器を机に戻してそのまま弓槻を引き寄せた
「ちょ――」
「一服」
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