道標 #3

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本当に、数分、いや、2分そこらに油断していた隙に、こつぜんとすがたを消した弓槻と藤原さん 内心いてもたってもいられなく、焦りで立ち上がりそうになって腰を浮かせた瞬間だった 「七瀬……さん」 「え?」 振り向いたら美沙の青白い顔 「お前――」 「こぼれたアルコールの匂いが……」 「おい!」 「きも……ち、わる――」 だから言っただろ……!
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