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本当に、数分、いや、2分そこらに油断していた隙に、こつぜんとすがたを消した弓槻と藤原さん
内心いてもたってもいられなく、焦りで立ち上がりそうになって腰を浮かせた瞬間だった
「七瀬……さん」
「え?」
振り向いたら美沙の青白い顔
「お前――」
「こぼれたアルコールの匂いが……」
「おい!」
「きも……ち、わる――」
だから言っただろ……!
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