道標 #4

16/35
前へ
/35ページ
次へ
それは、微かな衝撃。 でも、意識を目覚めさせるには充分だった 「――なに、して――」 小さな声だが、――身体に染み入る――弓槻の、柔らかな声 途端、ドアを閉めようとしたその隙間に指を挟み込んで制止した 「――部屋にいたのかよ」 声が、掠れた
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1253人が本棚に入れています
本棚に追加