おまけ #3

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キスなんて何回もしてきたのに。 唇が、痺れる。 「なに緊張してんの」 七瀬の吐息が髪にかかって、くすぐったい。 「しっ、してないし」 「茉麻」 「……もう」 「言い忘れてた」 その言葉に、身体が固まる ――言い忘れてたなんて、絶対。ろくなことじゃ…… 「俺と、付き合って」
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