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なんだかなー、とこそば痒くなって、その手を掴むことに躊躇する
でもそんなことをしていても時間は無駄に過ぎるだけだとわかっているから、馴れないまま手を預けた
ひょいと軽々私の身体を持ち上げて、七瀬が笑う
その顔を見て、私も笑った
「近くにスーパーがあるから、なんか作る?」
「――え、七瀬が作ってくれるの?」
ゆっくりと歩き出した七瀬が、私の手を引いて歩きながら言った
「茉麻が作ってくれた冷凍うどんだけマスターした」
「ちょっと、それ嫌味なの?やだほんと!」
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