おまけ #3

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空にはもう月が出ていて、すっかり夜になっていたのに 眩しいほどの七瀬の笑顔に、面食らう 笑うと、目が線になって 目尻のしわがくしゃっと増えて 口元が緩んだその――顔 「反則だ」 ぽつりと。 私は呟いた。 そういう顔をたくさん見せられると、胸がいっぱいになる 「ん?何が?」 「……そういう、幸せそうにするとこ」 「だって俺いま、絶頂に幸せだから仕方ないだろ」
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