第1話 闇金探偵始めます

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「あかん、死んでるやんけ」 取りあえずワシの目の前に今、死体が転がってる。 ワシはいつも通り、利息の払わん客の家に取りたてに来た。 何回ドアを叩いても、出てけえへんから、 あけへんかったら殺すぞ! と叫び、無理やりドアを開けたら、ワシの大切な大切なお客様は、既に仏様になっておられた・・・。 築45年のボロアパート。 昔ながらの木製ドア。 洗濯機は共有の廊下に置かれ、その廊下には台所に繋がる窓がある。 そこから部屋の中を覗くと、荒らされた形跡があるようにも見えるが、元々汚い気もする。
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