第1話 闇金探偵始めます

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客観的に見てもゴミ屋敷や。 家の前の廊下には、大きなゴミ袋が2個置かれてある。 ハエがたかり、見るものを不愉快にしとる。 しゃあけど、ここの隣人とて同じ様な人種みたいやな。 家の前にゴミを置いておこうが、誰も気にしとらん。 この目の前の死体も、死後数日が経ってる気がすんねんけど。 腐敗臭もかなり鼻につくが、近隣も特に気にはしてへんようやな。 「兄貴!えらいことですやん!お客様が仏様になってますやん」 「それ、ワシがさっき言うたギャグや、なんでもすぐパクるんやめてくれへんか?大翔(かける)」 「てへ」 コイツはワシの唯一の舎弟、天昇大翔(てんしょう・かける)
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