エピローグ

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「よくできたな」 老紳士は誇らしそうに頭を撫でる 「ではきっとこの絵本に隠されたもう一つの話をいつか知ることができるだろうよ」 「?」 わからないと小首を傾げる孫に小さく微笑み そのあと悲しそうに絵本を見る 表紙を開き威厳のこもる声は物語を語る そしていつか知る その物語の終末はまだ訪れてなんかいないことを…
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