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「さすがは魔法学校ね…こんな扉で見極めようなんて」
可笑しそうに笑う
「開け」
鈴が鳴り辺りに響くような通った声は静かに命じる
するとすぐに扉に触れていた指から青白い光とともに模様が浮かび上がる
大きな鳥が翼を広げているような
不思議な模様
_ッバン!!
小さく押すと扉は壊れるような音を出しながら勢い良く開いた
「なーんだこんなものなのね
拍子抜け 」
青と金が混じった瞳を細め、長い藍色の腰までの髪を揺らし
少女は開けた目の前に続く道を進み始めた
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