lunatic extra chapter(r-18)

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今日は真理子、やったります。 なんせ、月君の大学卒業祝いなのですから。 神奈川のマンション。 彼との同棲生活は、順調すぎて怖いくらい順調に進んでいた。 現在、朝の10時。 私は1人、キッチンの前に立っている。 並んでいるのは生クリームや卵、それから、 「やっぱいちごでしょー」 あまおうのいちごパック。 月君は卒業式の後、20時まで大学の友達と祝い、それから帰ってくると言っていた。 彼が帰ってくるまで、私はケーキを完成させねばならぬ。 料理は友達と食べてくるだろうから、私は朝、月君に聞いた。 「何してほしい?」と。 すると月君言ったんだ。 「ケーキ作ってほしい」と。 月君は、いちごが大好きだ。 だから私は、いちごたっぷりのケーキを作って、月君を喜ばせようと決めた。 もちろん、シャンパンも用意して。 ケーキなんて作るの初めてだから、クックパッド様を拝見。 うわー、まずバターを湯煎で溶かさなきゃ。 ケーキって難しそう。 ケーキ職人さん、頭が上がりません。
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