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今日は真理子、やったります。
なんせ、月君の大学卒業祝いなのですから。
神奈川のマンション。
彼との同棲生活は、順調すぎて怖いくらい順調に進んでいた。
現在、朝の10時。
私は1人、キッチンの前に立っている。
並んでいるのは生クリームや卵、それから、
「やっぱいちごでしょー」
あまおうのいちごパック。
月君は卒業式の後、20時まで大学の友達と祝い、それから帰ってくると言っていた。
彼が帰ってくるまで、私はケーキを完成させねばならぬ。
料理は友達と食べてくるだろうから、私は朝、月君に聞いた。
「何してほしい?」と。
すると月君言ったんだ。
「ケーキ作ってほしい」と。
月君は、いちごが大好きだ。
だから私は、いちごたっぷりのケーキを作って、月君を喜ばせようと決めた。
もちろん、シャンパンも用意して。
ケーキなんて作るの初めてだから、クックパッド様を拝見。
うわー、まずバターを湯煎で溶かさなきゃ。
ケーキって難しそう。
ケーキ職人さん、頭が上がりません。
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