第1章

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A「何変な顔して見てるのよ!」 B「うわああああ!喋った!こっち来ないで!お願い!寄らないで!」 A「(苛っ)ちょっと落ち着いて!私ちゃんと生きてるわよ!」 B「ギャー!」 A「落ち着けつってんだろうが!!」 思い切りAが奮った拳がBの顔面直撃!! ショックと痛さでなよなよと座り込むB。 B「うわああああ!!」A「今度は何よ?」 B「いい椅子の下黒いのがいるぅぅ!」 A「はあ?」 一応覗き込むA。 A「何も無いわよ」 体操座りで震えてるBを見て A「大丈夫?」 とBの肩をさわると B「女の子の霊が俺の肩に触ってるうわああああ!!」 A「だから生きてるっいっるでしょうが!!心霊番組の見すぎか!!」 思い切りBの首に手刀をいれる。 A「あれ?気絶しちゃった…取り敢えず病院に運ぶかな?何科だろう?心病んでそうだし…」 B「あれ?ここは?」A「駅の近くの診療所。保険証有るなら見せておいでよ」 B「え?天使?」 A「何言ってんのよ」まんざらでもない笑顔で思い切り肩を叩く「ゴキッ」と嫌な音がしたがBはAの笑顔に見とれて気付かない。 診察室に呼ばれ問診を行う。 B「あれ?質問おかしくないですか?」 医師「明らかにうちの科ではないようですね。それより肩痛くないですか?」 B「痛いッス…てか肩から下動かせません」 医師「肩関節脱臼と疲労ですね。」 B「すみませんここ何科ですか?」 医師「心療内科です」 B「…」 医師「脱臼は応急処置としてはめておきますが一応専門医にみせて下さい。ちゃんと睡眠をとって栄養のある食事を取って下さい。一応痛み止め出しておきます」 B「て事あったよな…あれから10年か…」 A「そうね。よく続いたわよね」 B「俺、君の足下にも及ばないけど、れなりに稼げるようになったし身長も君より大分高くなったし昔と比べたら男らしくなったし君の拳も避ける事も出来るようになったし……だから俺とお付き合いして下さい」 驚きのあまり唖然とするA。 A「はあ?何言ってんの?10年間付き合ってたじゃない!手も繋いで歩いたしデートだってしたし、……キス…」 B「え?手繋いで…?デート?キス?!」
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