未知との遭遇

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 飽きっぽい性格が災いして、たくさんの挫折を味わった高3の三学期。  もともと目指していた国立大は推薦受験するも惨敗。  センター試験の結果を受けとる頃には、国立大に合格したいという熱意も冷めきって。  曲がりなりにも特別進学コース上位成績者だった私に、担任からはあらゆる進学先を奨められるも気分は乗らず。  そんな私を見かねたのか、はたまた、単なる巻き添えにしたかったのか、クラスメートからのアプローチに好奇心が擽られた。 『農大、一緒に行かない?』  人生の転機、それは18歳の真冬に突然訪れた。
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