No.1 10 years reunion

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あとは、もう一人。 なのだが店内には見当たらない。どこにいるんだ...? 「なあアルノー、奴は相変わらずここには来ないのかい?」 「ああ...あいつは俺らの最後の砦だ。基本的にそのスタンスは変わらない」 「なるほどな。」 「だが、奴は確実にこの状況を把握し監視している。心配には及ばん」 六人目の男、noname。そもそもこれ自体偽名なのは子供でもわかる話で、彼はまずあまり表に出てこない謎に包まれた神出鬼没の男だ。 情報屋として我々をバックアップしてくれている。 と、ここでアルノーが全体を一瞥し言葉を発する。 「ま、こんなところで全員集合したってわけだな。貴様らこれは同窓会ではない。これから話すのは全て事実だ。オカルトでもサイコでもなんでもない。これから我々がやるべきMISSIONについての全てだ。もちろん参加は自由、離脱したいものは今すぐドアを開けて帰れ。  平和が待ってる」 ここで店内はまるで一体感の如く無音で包まれた。全員が真面目な表情でアルノーの方を見ている。 そう、これが全員の答えだ。 ここで離脱するような半端者はそもそも俺らの中で生き残っている事自体がありえないのだから... 「では、これより作戦の概要について伝える。リー、頼む」 「わかりましたアルさん。これより、我々特殊部隊pardonの再結成と現在の作戦状況についてお話します」 リーが話した内容は衝撃的だった。それは機械生命体の殲滅。 最近巷で流行っているという謎のロボットによる多発的犯罪行為。 スリや強盗から連続殺人まで様々な種の罪を犯すその姿は人々に鉄の悪魔と呼ばれ恐れられている。 だが都市伝説か何かだとばかり思っていたが... それを俺たちが殺るっていうのか... 「アルノー、ちょっといいかな。だったらその分の兵器は用意しているのか?」 「ノープロブレムだポール。業者には予め話をつけてある」 相変わらず準備のいい男だ。
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