第3章 モヤモヤ

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先日の上級生からの呼び出し騒動の後も、斉藤君はよく私と三間君の関係について質問してきたし、他の女子から何かされて無いかなど結構心配してもらったりもした。 「……あぁー私はいいや、運動音痴だからさっ。それより早く戻らなくて大丈夫なの?」 「ああ、まあ……ところで、三間とは一緒に居ないんだな。てっきり居るもんだと思ってたからさ」 「いやいや、前も言ったかもだけど、別に三間君とは何も無いから」 「ホントかっ!?」 私は苦笑いしながら返事をすると、飛びつく様な反応で返って来たので 「う、うん」 と、気圧される様に返した。
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