第1章

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 端的な事実。  僕は【死んで】いる。  僕は、中有を彷徨い、そしてこの時期に君に生きていた頃と同じ姿で呼び出されてはキミの名を呼ぶ。  何故と言われても、僕も会いたいからここに還る。 B「よお・・・」  返事をして、さもいつも同じところに居たという顔でそこに座る。  木枠の改札口に。  この先の列車は3日間だけループして違う日常を作ってくれるから。
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