Lonely Night, Lovely Night

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…肩外れたかと思ったぞ。 「リーダー!分かった! 本当は今日はナリと俺の家行く予定だったけど、リーダーの家行こう!」 俺の情けない顔が荻野ちゃんのお人好し線に触れたのか、荻野ちゃんはより瞳をウルウルさせて俺を抱きしめる。 その時ナリが荻野ちゃんの後ろで優しく微笑んだのが見えた。 ね?甘えちゃえよって2人が俺を心配してくれてる。 それだけで涙脆い俺は少し感動してしまって。 しょうがねぇ、今日は2人に甘えてしまおうと決心した俺は、2人にごめんな。と言って荻野ちゃんの車に乗り込んだ。 俺の家に行くまでの道中も、2人はたわいもない話をして俺を元気付けてくれようとした。 でも正直考えるのは礼くんのことばかりで…。 もう居酒屋着いた頃かなとか、明日もあるのに飲み過ぎてねぇだろうなとか。 俺の脳内を支配しているのは礼くんで。 そんな俺に気づいてるかのように2人は終始気を使って話し続けてくれていた。 途中で俺の家の近くのスーパーに寄って、あーでもないこーでもないと荻野ちゃんとナリの夫婦喧嘩さながらなやり取りを目にしながら夕飯の買い出しを済ませた。
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