第2章
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それから3時間もツルは『メイク職人』への夢 を熱く語り。ブラシの重要性のくだりで、私が コックリコックリと頭を揺らした頃、ようやく 解放してくれると言った。 見送るため、一緒に玄関へ向かう。 …と、廊下で人の声がして。 「あ、お隣さんかな? 昨日、引っ越しの挨拶に行ったら留守で。 ちょっと挨拶してきますね」 ガチャリとドアを開け、私は凍りつく。 「あ、ホリーケ」
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