夢みる朝チュン

第２章

私が所属する、受付の更衣室は１Ｆの一番奥。
ここでやっと三浦と離れられる…。

そう、安堵したのも束の間。

彼は強引に私の腕を掴み、エントランス右手奥
の非常口へと連れて行く。

「な？付き合おうよ」
「…や、です。死んでも、イヤ」

絞り出すような声で答え、私はその場を逃げる。

途中、斉田さんにぶつかって。泣き顔を見られ、
そのまま彼にも連行されてしまうのだ…。