第3章 中学時代<彼女の事情>

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2人して階段に座っていると、 ふと、彼が私の名前を呼ぶ。 「ホリーケ」 「なに?」 「ホリーケ」 「なあに?」 「好き、みたいなんだけど」 はにかむ姿が、あまりにもキレイで。 こんなにも、美しい人間がいるのかと、驚いて。 ぽとぽと涙が出て、止まらなくなった。
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