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―――んー……?
めっちゃトイレ行きたい……。
私は目を覚ました。
……トイレ…。
身体を起こして完全に覚醒。
「やっべ。どこだここ?」
トイレとかあるわけないわ、ここ森じゃん。
これ、神様が送ってくれた転送場所じゃん。
てか喉も渇いたし、顔とかも洗いたい。
どうする、私。
流石に花のJKであったのにお漏らしは出来んぞ。
……あれ、そういえば全く気にしてなかったけど、私、赤ちゃんスタートじゃないんだ。
「よ、良かったぁぁぁああ!!!」
羞恥プレイ回避ッッ!!!
斎藤蒼、久し振りに心の底からの喜びを腹の底から声を出して叫びました。
『おいおい、この森でそんな叫んだら皆がびっくりして襲っちまうぞ?
まぁあんたなら誰も襲わないとは思うがよ。』
私のふっつーな聴力じゃ何も拾えなかったせいか、突然すごく近い所から声が聞こえて、
わ、私に悟られずに接近してきただと!?的な感じで驚いた。
「……あっれ、こっちの世界じゃ動物って喋れるの?
まじファンタジー。」
ファンタジーついでにトイレの場所教えて。
驚きはしたものの、洗面所を求めるあまり、肩に留まっている巨大な鷲さんに喋りかける 。
鷲さんってば形とかは普通だけど、大きさがファンタジーね。
因みにトイレ云々は一応口には出してない。
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