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「危ないッッ!!」
17歳、満を持して迎えた受験日、私は第一志望の大学の校舎を目の前にして、通り魔に合った。
先生方には
お前なら例え地震が起きても受かる、そう太鼓判を押されていた。
先生、通り魔に合った場合は流石に受かることは出来ませんでした。
平々凡々な17年と少しを過ごしてきた私は、特に痛みを感じることもなく人生の幕を降ろした。
家族や友人が近くに居なかったことに安堵し、同時に最期の瞬間を独りで迎えたことが、唯一の悔いだった。
平々凡々に過ごしてきたのに、最後にイレギュラーが生じるとは、なんとも嫌な最期だ。
しかし、これもまた私という者の運命だと、そう、思った。
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