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いつもの時間、いつもの場所…ここに彼女はいる。
B「こ、こんにちは」
A「こんにちは」
こうして挨拶を返す時の微笑む仕草がたまらない。クールに見える彼女から見えるその密かな表情に僕の胸は高鳴る。
名前も知らない彼女に、僕は想いを寄せている。
B「隣、いいかな」
A「許可取らなくてもいいのに」
僕は彼女の隣へ腰掛ける。彼女について知っているここと言えば、いつもこの時間にこの場所で本を読んでいるということ。聞いても、何の本かは教えてくれないけど。
B「今日も、本読んでるんだね」
A「ええ」
B「そろそろ教えてよ、何の本か」
すると彼女は…栞を本に挟み、パタリと閉じた。
A「教えてほしいなら…君の事も教えてほしいかな」
そう言ってどこか妖艶に微笑む彼女に…僕は自分の気持ちを抑えられなかった。
B「あ、あの!僕は君の事が…」
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