絶対秘密の恋

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私たちはあかねお姉ちゃんのいる高校に入学した。

方向が一緒だからいつも３人で帰っていた。

だから今日だっていつもみたいにあかねお姉ちゃんを迎えに来た。
そして教室の戸を開けた。

いつもと同じはずだったのに……

あかねお姉ちゃんは私たちの知らない男の人とキスをしていた。

立ち尽くす私に気づき照れ笑いを浮かべた。

「あっ乙葉？迎えに来てくれたの？」

その声にやっと金縛りが解けて体が動くようになった。

「まぁくん来ちゃダメ！！」

私は後から来たまぁくんに叫んだけど、既にまぁくんは私の隣に来てしまっていた。

「恥ずかしいところみられちゃったな……まさひろ、乙葉、お姉ちゃんの彼氏。最近、付き合いだしたの。２人に紹介したかったから丁度良かった」

お姉ちゃんは残酷なほど幸せそうな笑顔で私たちを見つめた。