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力強く輝きながら、どこか儚さをも感じさせる。
その白い輝きには人を引き付けるものがあるのに、尊すぎるその輝きに人が触れることは敵わない。
なんて寂しい存在だろう、と私は思いました。
もしかしたら抜きん出て輝くものには孤独な運命が待っているのかもしれません。
その時です。
私の中にこれ以上のものはないと思えるような、そんな物語が閃いたのです。
それは困り果てた私に、御仏が情けでお授けになったものだったのかもしれません。
私は早速書くものを探しました。
朝起きて見た夢を思い出すかのような感覚でした。
早く文字に起こさなければ忘れてしまう。
そんな焦りを覚えながら、私は筆と墨を見つけましたが、物を書くのに十分な紙が見当たりません。
私は御仏にお詫びしつつ般若経を手に取りました。
今はこうするしか方法がないのです。
私は筆を執りました。
これが私とこの物語の長い付き合いの始まりだったのです。
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