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頭の中は、真っ白だった。
正臣に言われた通り、正臣の真似をして舌を絡めれば、キスはもっと深くなった。
「んっ………あ……」
身体の奥がゾクゾクして、息継ぎの度に声が漏れてしまう。
後頭部は正臣に支えられていて、逃げる事もできない。
「イイ声」
楽しげな正臣の声と共に、そっと胸に手が当てられた。
というか、揉まれた。
思わずビクンッとしてしまう。
その手が一旦下に降りたと思うと、スルリと服の中に入ってきた。
「っふ……！」
脇腹を辿る手の感触に、また声が漏れる。
胸まで到達した手でブラをずらされ、その手で楓の胸は直に包まれた。
「水族館でも思ったけど、胸大きいよね。着痩せするタイプ？」
やわやわと胸を揉まれながら聞かれるが、答えるだけの余裕はない。
「んあっ…」
胸の尖端を擦られ、思わず声を上げてしまった。
恥ずかしい。
こんな、声出すなんて。
今日の正臣くんはどうしちゃったんだろう。
……暴走？
でも、なんで？
ギュッと目を閉じて、与えられる快感を堪える。
押し倒されるようにベッドに倒れると、正臣は楓のカットソーを捲りあげて、胸の尖端を口に含んだ。
「あっ……やっ……」
指とはまた違う感触に、身体がふるりと震えた。
舌先で転がすように舐められて。
きつく吸い上げられて。
もう、声を我慢することも出来なかった。
指と舌の同時攻撃に、下腹部がキュウッとなるのがわかった。
こんな感覚初めてで、もう、どうしたらいいのかわからない。
胸に触れていた手が下に降りて、スカートの中に入り込む。
慌てて太腿を閉じたが間にあわなかった。
下着越しに、1番敏感な場所に触れられる。
「やっ……」
楓の目に涙が滲んだ。
嫌だったからじゃない。
生理現象としての涙だ。
でも、正臣はそうは思わなかったらしい。
「心配しないでいいよ。今日は最後までしないから」
言いながらも、指の動きは止めない。
いや、それどころか下着を下ろされてしまった。
「あっ、ああっ…！」
直に触れられて、楓は身体を捩った。
濡れているのが自分でもわかる。
「正臣くんっ……」
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