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ヤバい。何というか関わりたくない。
……でも見ている分には、面白いかな?
不謹慎? そう思われても仕方がない。
それでも、その時の僕にはその思いしかなかった。その時点では、面識も何もなく急に出現したただの女子生徒Aである。具合が悪いのかと思いきや、案外しっかりした眼差しと姿勢で何やら言っているので、おそらく体に異常はない。ということで積極的にかかわる必要性は感じられない。
そうこう自分に言い聞かせているうちに、彼女はよしっと小さく呟いて、からりと引き戸を滑らす。教室に入った彼女は、何やら見つけたのかあれえ、なんて軽い調子で声をあげる。一体、何だったんだと僕は鼻を鳴らしながら、また朝の散歩を続けたのだった。
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