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教室の戸を開けたら、そこには―――――君がいる。
「えへへっ、今日も1番もらっちゃった。」
それが君の口癖。
君はいつだって1番に学校に来る。
それだけじゃない。テストの順位だって、徒競走だって、ゲームの上手さだって。
君が1番で、僕が2番。
「残念。また2番になっちゃったよ。」
それでも、君が笑ってくれるから、僕も嬉しい。
そんな他愛もない会話を、僕達は毎日続ける。
次の日も。次の日も。次の日も。
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