1人が本棚に入れています
本棚に追加
―――――――――――――――
僕の結果は、惜しくも2番だった。
君が作ったお城は、誰よりも高くそびえ立っていた。
他の子たちには勝ったけど、それでも、悔しくて、悔しくて、悔しかった。悔しくて―――わんわん泣いた。
「どうして泣いてるの?」
君が尋ねる。
「だってっ…だってっ…ズズッ…君にまけちゃったからっ……。」
「私は…君の作ったお城、かっこいいとおもうよ?
それに、私がいちばんで君がにばんでもいいじゃんっ!」
「でもっ…。」
「だって!君と私のわんつーふぃにっしゅなんだよっ!!」
わんつーふぃにっしゅ。そう言って、君は破顔した。
最初のコメントを投稿しよう!