第1章

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B「あ、あっつ~!お、おはよっす!何でまだこんな暑いんだ!?」 A「……おはよ、というか朝からうるさい。新学期だから、清らかに登校できると思ったのに排気ガスが蔓延してきた気分。小説も落ち着いて読めない」 B「傷つくからやめい。中学からの悪い癖だぞ、それ」 A「安心して。素を出してるのはあなたにだけであって、友達には超常識的な接待よ」 B「フォローになってねぇんだよ……!ったく」 ……… B「……つ、つーかこの前の夏祭りの」 A「何?」 B「いや『何?』じゃねぇよ!?忘れたってのかよ、俺がどれだけ勇気振り絞って……!」 A「ごめん、覚えてないの」 B「は……!?おまっ覚えて、ないって……」 A「祭りの花火の盛り上がりに乗じたせいもあって、気が動転してて」 B「え……」 A「でも、この落ち着いた場所なら、返事できる」 「私も、好きです」
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