彼女トノ最後ノ会話

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彼女の両親は遠く、海外に住んでいて、こっちに着くまで1日かかると言う。 俺はその間に彼女の部屋を整理しようと考えた。 最後の、仕事だった。 俺は見慣れた彼女の部屋を訪れる。 整理をし、綺麗に片付けた。 ふと、彼女に絶対に開けないでね、と言われていた引き出しがあったことを思い出した。 その引き出しを見ると4桁のナンバーロックタイプの鍵がかかっていた。 俺はその手のプロじゃないから1万回、一個一個試すことにした。 時間をかけて開いた数字は偶然にも俺の誕生日だった。
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